HKT48の指原莉乃が11月21日に20歳の誕生日を迎えた。HKT48のメンバーからもGoogle+で祝福メッセージが送られている。今年の6月16日にHKT48への移籍を命じられた彼女だが、今では若手から信頼される存在になっていることが伝わってくる内容だ。

「はたちに!! なってしまうう わああ たすけてええ…」と指原莉乃が11月21日の20歳の誕生日を前にして『指原クオリティー』で叫んでいる。思えば、彼女にとって19歳は激動の一年だった。『ミューズの鏡』ではドラマと映画で主演を果たし、主題歌の「それでも好きだよ」でソロデビューすると10月にはセカンドシングル「意気地なしマスカレード」もリリースした。写真集「さしこ」の発刊や「サマンサタバサ」のイメージモデル。大分市観光大使の就任。自身がプロデュースした『第一回ゆび祭り~アイドル臨時総会~』の開催もしている。指原の話題が尽きることがないと感じられたほどである。

そして、スキャンダル報道によってHKT48へ移籍したことは彼女にとって人生を左右するほどの出来事だった。全員が年下という若手グループの中で、果たしてうまくやっていけるのか。彼女だけでなくファンも不安に感じていたものだ。

指原莉乃がHKT48劇場で公演デビューしたのは7月5日のことだった。村重杏奈のGoogle+では、11月21日に「さっしー、お誕生おめでとう!!」と20歳となった指原を祝福する言葉が綴られている。村重は指原が移籍すると知った時の心境を、「年が離れてるから絶対に話があわないと思ってた」と振り返る。

だが、メディアで見ていても移籍したばかりの指原に積極的に話しかけていたのはその村重だった。今では指原も、バラエティでは真っ先に村重をいじるほどの仲である。その村重が「さっしーのこと大好きだしすごい尊敬してる! でもさっしーはライバルでもある!」と考えるまでになった。この5か月間で指原はそこまで信頼を得たのだ。

村重杏奈だけではない。他のメンバーたちも指原の誕生日を祝福しており、松岡菜摘のGoogle+では「さっしーはいるだけでなんだか安心します。いつも話を聞いてくれて、本当に頼れる先輩」とその印象が綴られている。

松岡が指原からロッカーが汚いと指摘されて掃除した時のことだ。「掃除が終わったら『ツナちゃん(松岡菜摘)えらいね』ってチョコレートくれたさっしーには惚れそうになりました。優しいっす。好きっす」といったエピソードから、指原が様々な場面で若手を気にかけていることが分かる。

来年はHKT48としてシングルデビューも決まっている。20歳となった指原莉乃と彼女こそライバルと燃えるメンバーたちがどんな活躍を見せてくれるか楽しみだ。